失敗しない海外eSIM購入ガイド
海外旅行の通信手段として、スマートフォンへ直接追加できるeSIMを選ぶ人が増えています。
物理SIMカードを入れ替える必要がなく、対応端末ならQRコードなどを使って設定できるため、海外旅行だけでなく出張や複数国周遊でも便利です。
しかし、海外eSIMは「とりあえず安いプランを購入すればいい」というものではありません。
旅行先が対応地域に含まれていなかった、データ容量が足りなかった、電話番号が必要なのにデータ専用を購入した、スマートフォンがeSIM非対応だったなど、購入後に気づくと困るポイントがあります。
また、インストールするタイミング、利用期間の開始条件、データローミング、QRコードの取り扱いなども商品によって異なります。
この記事では、初めて海外eSIMを購入する方でも失敗しにくいように、旅行先の確認からプラン選択、購入、設定、現地での利用開始までを順番に解説します。
目次
この記事で分かること
- 海外eSIMを購入する前に確認すること
- 旅行先に合ったeSIMの選び方
- 必要なデータ容量の考え方
- 電話番号付きeSIMとデータ専用eSIMの違い
- 複数国旅行で周遊eSIMを選ぶポイント
- eSIM対応端末の確認方法
- 購入後にQRコードを設定するタイミング
- 現地で通信できないときの確認ポイント
- 海外eSIM購入でよくある失敗と対策

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海外eSIMは「購入前」の確認が重要
海外eSIMはオンラインで購入できるため、旅行直前でも準備しやすい通信手段です。
一方で、購入する商品を間違えると、現地へ到着してから「使えない」「容量が足りない」「電話ができない」と気づく可能性があります。
海外eSIMを選ぶときは、最低でも次の項目を確認しましょう。
- 旅行先の国・地域
- 旅行日数
- 必要なデータ容量
- 電話番号・通話・SMSが必要か
- 利用端末がeSIM対応か
- 利用開始条件
- インストール期限
- テザリングの利用条件
- データローミングの設定
特に重要なのが、「旅行先」「期間」「データ容量」「電話番号」「対応端末」の5項目です。
STEP1|旅行先がeSIMの対応地域に含まれているか確認する
最初に確認するのは、旅行先です。
1か国だけを訪れる場合は、その国に対応したeSIMを選びやすいですが、複数国を旅行する場合は注意が必要です。
「アジア」「ヨーロッパ」だけで判断しない
例えば「アジア周遊」と書かれている商品でも、アジアにあるすべての国・地域を利用できるとは限りません。
ヨーロッパやグローバルタイプも同様です。
購入前に商品ページを開き、自分が訪れるすべての国・地域が対象に含まれているか確認してください。
乗り継ぎ先でも通信するなら確認
空港での乗り継ぎ時間にインターネットを使いたい場合は、乗り継ぎ先がeSIMの対応地域に含まれているかも確認すると安心です。
STEP2|旅行日数とeSIMの利用期間を確認する
次に確認するのが旅行日数です。
例えば「5泊6日」の旅行では、到着日と出発日の両方でデータ通信を利用するケースがあります。
そのため、宿泊数だけでなく、実際にモバイルデータを利用する日を基準に考えることが重要です。
利用期間のカウント方法も確認
eSIMによっては、利用期間の開始条件や1日のカウント方法が異なる場合があります。
「インストールした瞬間に始まるのか」「対象ネットワークへ接続してから始まるのか」など、商品ページや購入後の案内を確認してください。
商品によって利用開始条件が異なるため、購入直後に何でも有効化すればよいとは限りません。
出発前に設定する場合は、インストール期限と利用開始条件を確認してから操作しましょう。
STEP3|海外旅行で必要なデータ容量を決める
旅行先と日数を決めたら、次はデータ容量です。
必要な容量は旅行日数だけではなく、スマートフォンをどのように使うかによって大きく変わります。
| 利用スタイル | 主な用途 | 容量の考え方 |
|---|---|---|
| ライト | 地図・メッセージ・検索 | 少容量から検討 |
| 標準 | 地図・SNS・写真投稿・検索 | 中容量から検討 |
| 多め | SNS・動画・ビデオ通話 | 大容量を検討 |
| ヘビー | 長時間動画・テザリング・仕事 | 大容量・使い放題を比較 |
地図だけなら通信量は比較的抑えやすい
Googleマップ、Web検索、メッセージなどが中心なら、動画を頻繁に利用するケースと比べてデータ使用量を抑えやすくなります。
SNSは写真・動画投稿に注意
InstagramやTikTokなどで高画質の写真・動画を頻繁に投稿すると、通信量が増えます。
テザリング・仕事利用は余裕を持つ
ノートPCへテザリングしたり、オンライン会議を行ったりする場合は、旅行用途よりデータ通信量が多くなる可能性があります。

STEP4|電話番号・通話・SMSが必要か確認する
海外eSIM選びで見落としやすいポイントが、電話番号です。
旅行用eSIMには、大きく分けてデータ専用タイプと電話番号付きタイプがあります。
データ専用eSIM
モバイルデータ通信を利用するタイプです。
Googleマップ、SNS、Web検索、メール、LINE、WhatsAppなどはデータ通信を使って利用できます。
一方、通常の電話番号による音声通話やSMSは利用できないプランが一般的です。
電話番号付きeSIM
電話番号が付与され、商品条件に応じて音声通話やSMSなどを利用できるタイプです。
ホテル、レストラン、取引先などへ通常の電話をかけたい場合は、電話番号付きプランを検討できます。
北米で電話番号が必要な場合
アメリカ・カナダ・メキシコを旅行し、電話番号も必要な場合は、アメリカ&カナダ&メキシコ | 電話番号付き eSIMデータ通信を比較できます。
アメリカ&カナダ&メキシコ | 電話番号付き eSIMデータ通信を見る
タイで電話番号が必要な場合
タイ旅行で電話番号が必要なら、タイ | 電話番号付き eSIMデータ通信も候補です。
電話番号付きeSIMでも、発信・着信・SMS送信・SMS受信などの対応内容は商品によって異なります。
また、SMSを受信できても、銀行やSNSなど特定サービスのSMS認証が必ず成功するとは限りません。必要な機能を購入前に確認してください。
STEP5|スマートフォンがeSIM対応か確認する
海外eSIMを購入する前に必ず確認したいのが端末です。
eSIMを利用するには、スマートフォン自体がeSIMに対応している必要があります。
同じシリーズでも違いがある場合がある
同じスマートフォンシリーズでも、モデルや販売地域によってeSIMへの対応状況が異なることがあります。
「iPhoneだから大丈夫」「新しいAndroidだから大丈夫」と判断せず、実際に利用する端末を確認しましょう。
SIMロックの状態も確認
端末の購入時期や契約状況によっては、他社回線の利用に制限がある場合があります。
必要に応じて端末のSIMロック状態も確認してください。
複数国旅行なら国ごとに買う?周遊eSIMを使う?
2か国以上を旅行する場合は、「国ごとにeSIMを購入する方法」と「周遊eSIMを利用する方法」があります。
国別eSIM
1つの国・地域で長く滞在する場合や、その国向けの特定プランを利用したい場合に選びやすい方法です。
周遊eSIM
複数の対象国・地域を1回の旅行で移動する場合に便利です。
国境を越えるたびに新しいeSIMを購入・設定する手間を減らせます。
周遊eSIMで確認するポイント
- すべての旅行先が対象か
- 利用期間が旅程をカバーしているか
- 必要なデータ容量があるか
- 電話番号が必要か
- テザリングを利用できるか
世界を広く移動するならグローバルeSIM
アジアからヨーロッパ、北米など、複数のエリアをまたいで旅行・出張する場合は、広域対応のeSIMが便利です。
グローバル108地域 | eSIMデータ通信は、対象となる複数地域を移動する場合に比較できるプランです。
こんな旅行におすすめ
- 世界一周旅行
- 複数大陸への出張
- 長期の海外周遊
- 訪問国が多い旅行
グローバルプランでも対象となる国・地域は決まっています。
旅行予定の国・地域がすべて含まれているか、商品ページで確認してください。
アジア・ヨーロッパ・北米なら地域周遊eSIMを比較
アジア周遊25地域
アジアの複数地域を旅行する場合は、アジア周遊25地域 | eSIMデータ通信を比較できます。
複数の対象地域を1回の旅行で移動する場合に便利です。
ヨーロッパ周遊41地域
ヨーロッパ旅行で複数地域を移動する場合は、ヨーロッパ周遊41地域 | eSIMデータ通信を比較できます。
アメリカ&カナダ&メキシコ
北米3か国を旅行する場合は、アメリカ&カナダ&メキシコ | eSIMデータ通信を比較できます。
通常の電話番号も必要な場合は、アメリカ&カナダ&メキシコ | 電話番号付き eSIMデータ通信と比較して選びましょう。

海外eSIMを購入して利用開始するまでの流れ
購入するeSIMが決まったら、次は実際の購入と設定です。
1.商品を選ぶ
旅行先、利用日数、データ容量、電話番号の必要性などを確認して商品を選びます。
2.購入情報を確認する
メールアドレスなど、購入に必要な情報を正しく入力します。
eSIMのQRコードや設定情報がメールで届く場合は、メールアドレスの入力ミスに注意しましょう。
3.購入後のメールを確認する
購入後は受信トレイだけでなく、必要に応じて迷惑メールフォルダも確認します。
4.安定したWi-Fi環境でeSIMを追加する
購入後の案内に従い、QRコードなどを使ってeSIMをスマートフォンへ追加します。
5.現地で対象回線を利用する
旅行先に到着したら、eSIM回線をONにし、モバイルデータに旅行用eSIMを選択します。
商品案内で必要とされている場合は、データローミングをONにします。
6.インターネット接続を確認する
ブラウザ、地図アプリなどを開き、モバイルデータ通信ができるか確認します。

失敗しないために知っておきたい海外eSIM購入のよくあるミス
失敗1|旅行先が対応地域に入っていなかった
周遊プランの名前だけを見て購入すると、目的地が対象外だったというケースが考えられます。
対策:商品ページの対応地域一覧を購入前に確認する。
失敗2|データ容量が少なすぎた
動画やSNSを多く利用するのに、小容量プランを選ぶと旅行途中で容量不足になる可能性があります。
対策:旅行日数だけでなく、動画・SNS・テザリングなどの利用方法も考えて選ぶ。
失敗3|データ専用なのに電話できると思っていた
データ専用eSIMでは、通常の電話番号を使った音声通話やSMSには対応していないことがあります。
対策:電話が必要なら電話番号付きプランの機能を確認する。
失敗4|端末がeSIMに対応していなかった
購入後にeSIM非対応端末だと分かると、インストールできません。
対策:購入前に端末の正確なモデルを確認する。
失敗5|QRコードを別の端末で使ってしまった
QRコードが一度のみ利用可能な商品では、別端末で読み込むと本来使いたかった端末に追加できなくなる可能性があります。
対策:インストール先の端末を確認してからQRコードを読み込む。
失敗6|設定後にeSIMを削除した
通信できないからとeSIMを削除すると、同じQRコードでは再インストールできない場合があります。
対策:接続できなくてもすぐに削除せず、設定を確認する。
失敗7|普段のSIMで海外ローミングしてしまった
モバイルデータの回線設定を間違えると、普段利用しているSIM側で国際ローミングが発生する可能性があります。
対策:モバイルデータに旅行用eSIMが選択されているか確認し、普段のSIM側のデータローミング設定にも注意する。
失敗8|SMS認証が必ずできると思っていた
電話番号付きeSIMでSMSを受信できても、すべてのサービスの本人認証に利用できるとは限りません。
対策:SMS認証が重要な場合は、利用するサービス側の条件も確認する。
海外到着後にeSIMがつながらない場合の確認ポイント
現地到着後にインターネットへ接続できない場合は、すぐにeSIMを削除せず、次の項目を確認しましょう。
- eSIM回線がONになっているか
- モバイルデータに旅行用eSIMが選択されているか
- 必要なデータローミングがONになっているか
- 機内モードがOFFになっているか
- 利用期間が開始しているか
- データ容量が残っているか
- APN設定が必要な場合は正しく設定されているか
機内モードを切り替える
ネットワークを取得できていない場合は、一度機内モードをONにしてからOFFに戻すことで再接続できる場合があります。
スマートフォンを再起動する
設定が正しい場合でも通信できないときは、端末を再起動してみましょう。
解決しなくてもeSIMを削除しない
QRコードを再利用できない場合があります。設定を確認しても解決しない場合は、削除する前にサポートへ確認してください。

海外eSIM購入前チェックリスト
購入ボタンを押す前に、最後に次の項目を確認してみましょう。
- □ 旅行先は対応地域に含まれている
- □ 複数国旅行ならすべての訪問先を確認した
- □ 利用期間が旅行日程に合っている
- □ 必要なデータ容量を選んだ
- □ 電話番号・通話・SMSが必要か確認した
- □ SMS認証が必要な場合は条件を確認した
- □ スマートフォンがeSIM対応である
- □ 必要に応じてSIMロック状態を確認した
- □ インストール期限を確認した
- □ 利用開始条件を確認した
- □ テザリングが必要なら対応状況を確認した
- □ QRコードの取り扱い方法を理解した
これらを確認してから購入すれば、eSIM選びの失敗を減らしやすくなります。
海外eSIM購入に関するよくある質問
海外eSIMはいつ購入するのがおすすめですか?
出発前に余裕を持って購入し、対応端末や設定方法を確認しておくと安心です。ただし、インストール期限や利用開始条件は商品によって異なるため、早く購入・設定しすぎる場合にも注意してください。
eSIMは旅行前に設定できますか?
事前にインストールできる商品があります。ただし、インストールした時点で利用期間が始まるかどうかなどの条件は商品によって異なります。購入後の案内を確認してください。
複数国を旅行するときはeSIMを何個も買う必要がありますか?
必ずしも必要ではありません。旅行先をまとめてカバーする周遊eSIMがあれば、1つのプランで利用できる場合があります。
世界を周遊する場合はどのeSIMがいいですか?
複数エリアを移動する場合は、グローバル108地域 | eSIMデータ通信のような広域プランを比較できます。すべての訪問先が対象か確認して選びましょう。
アジアを周遊する場合は?
対象地域が旅程に合っていれば、アジア周遊25地域 | eSIMデータ通信を比較できます。
ヨーロッパを複数国旅行する場合は?
ヨーロッパ周遊41地域 | eSIMデータ通信など、訪問先をまとめてカバーするプランを比較しましょう。
アメリカ・カナダ・メキシコを旅行する場合は?
データ通信が中心ならアメリカ&カナダ&メキシコ | eSIMデータ通信を比較できます。電話番号も必要なら電話番号付きプランも確認しましょう。
タイで電話番号を使いたい場合は?
タイ | 電話番号付き eSIMデータ通信を候補として確認できます。実際に利用できる通話・SMS機能は購入前に商品ページを確認してください。
電話番号付きならSMS認証できますか?
必ずできるとは限りません。SMS受信への対応状況に加えて、認証を行うサービス側がその番号を受け付けるかによっても異なります。
現地でつながらなければeSIMを削除してもいいですか?
すぐに削除することはおすすめできません。同じQRコードを再利用できない場合があります。まず回線、モバイルデータ、データローミング、APNなどを確認してください。
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まとめ|海外eSIMは「安さ」だけでなく旅行条件に合わせて選ぼう
海外eSIM選びで失敗しないために重要なのは、価格だけで決めないことです。
旅行先、旅行日数、データ容量、電話番号の必要性、eSIM対応端末を最初に確認しましょう。
複数エリアを広く旅行するならグローバル108地域 | eSIMデータ通信、アジア周遊ならアジア周遊25地域 | eSIMデータ通信、ヨーロッパ周遊ならヨーロッパ周遊41地域 | eSIMデータ通信などを比較できます。
アメリカ・カナダ・メキシコを旅行する場合は、データ通信中心ならアメリカ&カナダ&メキシコ | eSIMデータ通信、電話番号も必要ならアメリカ&カナダ&メキシコ | 電話番号付き eSIMデータ通信を比較しましょう。
タイ旅行で電話番号が必要な場合は、タイ | 電話番号付き eSIMデータ通信も候補になります。
そして購入後は、QRコードをすぐに削除したり、設定済みのeSIMを安易に削除したりせず、利用開始条件や設定案内を確認することが重要です。
「どこで・何日間・何に使うのか」を整理してから選ぶ。
これが、海外eSIM購入で失敗しないための基本です。